男女別性病検査の基準

自分が『性病にかかっているかもしれない…』と不安に感じた時、どのような症状が現れていたら検査すべきか?という基準があれば分かりやすいのではないかと思います。

性病にはハッキリとした症状が現れないまま病気が進行しているというケースも多いので、できるだけ早期発見・早期治療につなげるためにも、感染のリスクがある行為の後や、少しでも体調に違和感を覚えたりした場合は早めに検査するよう心がけましょう。

性病検査の判断基準とは?

性病の種類によって症状は異なりますが、どのような時に性病を疑うべきなのか、主な症状と事例を挙げていきます。

男性、女性に関わらず、性行為をした相手の性器が赤くなっていたり発疹ができていたりした場合には性病を疑った方がよいでしょう。

また、性行為をした数日後に性器にかゆみを感じたりした場合も感染の可能性があります。

他にも、排尿時に痛みを伴う、性器にイボのような突起物ができるなど、身体に異変が現れた場合は早めに検査を行った方がよいでしょう。

これらの症状は一旦治まる場合もありますが、性病であった場合は潜伏し続けてさらに病気は進行していきます。そのまま放置していると重症化してしまう危険もあるので注意が必要です。

ここからは、各性病の主な症状の特徴を男女別に挙げていきますので、検査を受ける判断基準として参考にしてみてください。

男女共通で現れる症状

まず、HIV・梅毒・B型肝炎・C型肝炎など、血液、精液、膣分泌液などを介して感染する病気ですが、これらの症状は男女共通で現れます。

HIV

初期の症状として…

  • 発熱
  • のどの痛み
  • リンパ節の腫れ
  • 筋肉痛

など、風邪やインフルエンザに似た症状が現れますが、これらは数週間ほどで消えてしまうため、気付かない場合が多いです。

しかし、その後も体内でウィルスは増殖を続け、約5~10年の無症候期を経て、しだいに免疫力が低下し、全身が衰弱していきます。

やがて、健康な時では問題にならない種類のカビ、細菌、ウイルスなどによる感染症や悪性腫瘍、神経障害等の症状を引き起こすようになります。

梅毒

梅毒の症状が進行する期間は主に4段階に分けられますが、まず初期の段階(第1期)では感染部位(性器・肛門・口唇部、口腔内)に硬いしこり(大豆くらいの大きさ)や潰瘍ができ、太ももの付け根のリンパ節が腫れることもあります。

これらは痛みや痒みもなく2~3週間くらいで症状は消えますが、これは自然治癒したわけではなく、第2期への潜伏期間となり、病原体は血液によって全身に広がりはじめます。

B型肝炎

B型肝炎ウイルス(HBV)の感染が原因で起こる肝炎のことで、急性肝炎(一過性のもの)と、慢性肝炎(持続的な感染)とに分けられ、HIVよりも感染力が強いと言われていますので注意が必要です。

主な症状としては…

  • 倦怠感
  • 食欲不振
  • 吐き気や嘔吐
  • 色の濃い尿
  • 黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)

などが挙げられます。

C型肝炎

C型肝炎ウイルス(HCV)の感染が原因で起こる肝炎のことです。

B型肝炎と同じような症状が現れますが、比較的軽度なため気付かない場合が多いです。

しかし、気付かずにそのまま放置しておくと慢性化し、やがて肝硬変、肝がんへ移行する可能性があるので要注意です。

男性に現れる症状

男性の場合はどのような症状が出ていたら性病を疑うべきか?以下のような症状が現れていたら感染の可能性があるので気を付けましょう。

クラミジア

世界的に最も感染者数が多い性病で、感染の機会から1〜3週間で発症すると言われていますが、男女共に症状が軽いため気づかない場合が多いのが特徴です。

男性の主な症状としては…

  • 尿道のかゆみ
  • 排尿時に軽い痛み
  • 尿道から膿が出る
  • 陰嚢の腫れ
  • 軽い発熱や痛み

などが挙げられ、気づかずに放置していると前立腺炎や精巣上体炎を引き起こす可能性があります。

のどクラミジア

クラミジアは粘膜の接触を介して咽頭(のど)にも感染します。

主な症状としては…

  • のどの腫れ
  • のどの痛み
  • 発熱

など風邪に似た症状が現れますが、かなり軽度なため気づかない場合が多いです。

放置しておくと咽頭炎、扁桃腺炎を発症する恐れがあるので、オーラルでの行為があった方はのどへの感染も気を付けておきましょう。

淋菌

感染の機会から2〜7日で発症するとされ、男性の場合は比較的症状が現れやすいです。

  • 排尿時の激しい痛み
  • 尿道から黄白色の膿が出る
  • 尿道のかゆみ
  • 陰嚢の腫れ
  • 軽い発熱や痛み

気づかずに放置していると、淋菌が尿道から前立腺や精巣にまで入り込み、前立腺炎や精巣上体炎を起こすこともあります。

のど淋菌

淋菌もクラミジアと同じく粘膜の接触を介して咽頭(のど)にも感染します。

症状ものどクラミジアと同じ症状が現れますが、こちらも軽度なため気づかない場合が多いので、オーラルでの行為があった方はのどへの感染も気を付けておきましょう。

トリコモナス

トリコモナスは、膣トリコモナス原虫(微生物の一種)が性器内に入り込み、炎症を引き起こします。

男性の場合は…

  • 尿道から分泌物が出る
  • 軽い排尿痛
  • 尿道のかゆみ
  • 灼熱感

などが挙げられますが、尿道への感染だけなら排尿によって洗い流されることもあります。

放置しておくと尿道炎や前立腺炎を起こす可能性があります。

カンジダ

カンジダは常在菌といって健康な人でも体内に保有しているカビの一種で、これが疲労やストレスなどによる体調の変化で、菌が増殖して炎症を起こします。

男性が発症するケースは少ないですが、主な症状としては亀頭周辺に…

  • かゆみやただれ
  • 赤い発疹
  • 小さな水疱
  • 白いカスがでる

などが挙げられます。

女性に現れる症状

女性の場合、性病に罹患しているかを判断する際にチェックしておくべき主な症状は以下になります。

クラミジア

世界的に最も感染者数が多い性病で、感染の機会から1〜3週間で発症すると言われていますが、男女共に症状が軽いため気づかない場合が多いのが特徴です。

女性の主な症状としては…

  • おりものの増加
  • 不正出血
  • 下腹部痛や発熱
  • 性交時痛

などが挙げられ、気づかずに放置していると卵管炎、子宮内膜炎、腹膜炎などをおこし、子宮外妊娠や不妊症の原因にもなります。

のどクラミジア

クラミジアは粘膜の接触を介して咽頭(のど)にも感染します。

主な症状としては…

  • のどの腫れ
  • のどの痛み
  • 発熱

など風邪に似た症状が現れますが、かなり軽度なため気づかない場合が多いです。

放置しておくと咽頭炎、扁桃腺炎を発症する恐れがあるので、オーラルでの行為があった方はのどへの感染も気を付けておきましょう。

淋菌

女性の場合は感染していても気づかないことが多く、感染者の大半が無症状であると言われています。

  • おりものの増加
  • 不正出血
  • 下腹部痛
  • 性交時痛
  • 排尿痛

などの症状が現れ、気づかずに放置していると、卵管炎や子宮内膜炎を引き起こし、不妊症の原因になることもあります。

のど淋菌

淋菌もクラミジアと同じく粘膜の接触を介して咽頭(のど)にも感染します。

症状ものどクラミジアと同じ症状が現れますが、こちらも軽度なため気づかない場合が多いので、オーラルでの行為があった方はのどへの感染も気を付けておきましょう。

トリコモナス

トリコモナスは、膣トリコモナス原虫(微生物の一種)が性器内に入り込み、炎症を引き起こします。

女性の場合は…

  • 泡状の強い悪臭を伴うおりもの
  • 外陰部の強いかゆみやただれ
  • 性交時痛
  • 排尿痛

などが挙げられますが、感染者の約半数が無症状と言われています。

カンジダ

カンジダは常在菌といって健康な人でも体内に保有しているカビの一種で、これが疲労やストレスなどによる体調の変化で、菌が増殖して炎症を起こします。

女性の場合、性交渉がなくても自己発症するケースが多く、主な症状としては…

  • 外陰部や腟の強いかゆみ
  • 白いヨーグルト状のおりもの
  • 性器の炎症
  • 性交時痛
  • 排尿障害

などが挙げられます。

異常が見られる時はすぐ検査!

上記で挙げた症状が出たからといって必ずしも性病にかかっているというわけではありませんが、感染が疑われる行為があった後は、まず注意しておいた方がよいでしょう。

性病は軽い症状が出て一旦治まる場合もありますが、そのまま自然に治癒することはなく、治療を受けない限り完治することはありません。

感染を放置したままでいると病気はさらに悪化していきますし、あなたのパートナーにまで感染が及んでしまう危険性もありますので、自分自身の身体と大切なパートナーを守るためにも早めに検査することが重要です。

タイトルとURLをコピーしました