HIV/エイズの症状と検査法

HIV/エイズの検査法

エイズは1981年に最初の症例が報告されて以来、全世界へと拡大し、現在HIVの感染者は5,000万人にも上るとされています。

HIV/エイズといえばかつては「死に至る不治の病」という怖いイメージが強かったですが、今は医学の進歩によって、適切な治療を受ければ通常の生活を送ることは可能となりました。

そのためには、できるだけ早い段階での発見が重要となりますので、感染が気になる時はすぐに検査を受けるようにしましょう。

ここでは、HIV/エイズの症状や検査の方法などについて解説していきます。

HIVとエイズの違い

HIVとエイズは似ているようで違います。

HIVは(Human Immunodeficiency Virus)ヒト免疫不全ウイルスというヒトの免疫細胞を破壊して身体の抵抗力を低下させるウィルスの名前です。

咳き込む女性

エイズは(Acquired Immuno-Deficiency Syndrome=AIDS)後天性免疫不全症候群という病気の略称で、HIVの感染によって免疫機能が低下することにより、通常健康な状態であれば防げるような細菌やウィルスに感染しやすくなります。

日和見感染症とも呼ばれますが、これらの内、厚生労働省が定めた23疾患のいずれかを発症した時点でAIDS(エイズ)と診断されます。

HIVは血液や精液、膣分泌液に多く含まれ、主な感染経路は性行為中に性器や肛門、口などの粘液や傷口を介して感染します。

その他、覚せい剤などの依存性薬物で使用する注射器の回し打ちや、HIVに感染している母親から子への母子感染などが挙げられます。

症状と潜伏期間

HIVに感染した初期の頃はインフルエンザに似たような症状が現れる場合がありますが、その後6ヶ月から10数年以上の間はほとんど無症状の期間が続きます。

しかし、体内ではウィルスの増殖は続き、免疫力は低下し続けるため、やがてエイズを発症するようになります。

感染初期
(2~4週間)
発熱・のどの痛み・だるさ・筋肉痛・リンパ節の腫れなど、
風邪やインフルエンザに似た症状が現れることがありますが、
数週間ほどで症状は自然に消えてしまいます。
無症候期
(5~10年)
初期の段階を過ぎると次は無症状の時期が5~10年くらい続きます。
無症状とはいえ、体内でHIVは増え続け、徐々に免疫力が低下していきます。
この期間には個人差があり、これより短期間でエイズを発症する場合もあれば、
15年以上経っても発症しないケースもあります。
エイズ期 さらに免疫力が低下すると発熱・下痢・極度の倦怠感・急激な体重減少などの症状が現れます。
そのうち通常なら感染しないような病原体による日和見感染症や悪性腫瘍、
神経障害などの症状を引き起こすようになり、厚生労働省が定めた23疾患の
いずれかを発症した時、エイズ発症となります。

HIVは症状が現れたとしても風邪などの症状に似ているため、自分では区別がつけにくいですが、身に覚えがあり、心配な時はすぐ検査を受けるようにしましょう。

できるだけ早い段階で適切な治療を受ければ、エイズ発症のリスクは格段に抑えられます。

HIV/エイズ検査は「血液検査」

HIVの検査時期としては感染が疑われる行為から3ヶ月経過後となります。

他の性感染症などと違って少し期間を要しますが、これはHIVに対する抗体が現れ、検出できるようになるまでの期間のためです。

この抗体が血中に作られるのには個人差があり、早い人では約1ヶ月後あたりから現れはじめるので、検査自体は1ヶ月後から可能ではあります。

ですから、「とにかく心配だから早く検査を受けたい」といった場合は1ヶ月後から検査を受けることはできますが、ただし3ヶ月以前の検査ではまだ結果が不確定であるため、改めて3ヶ月後に検査を受け、確実な結果を得るようにしましょう。

HIV・エイズ検査は、男女共通で血液を採取する方法で行われます。

ランセットという細い針が格納された採血器具を指先に押し当て、血液をろ紙に染み込ませます。

この際、血液の量が不十分だと検査不可能となってしまいますので、十分な量を採取するためにも採血前に手をよくマッサージしておく、お湯で温めておくなどして血行をよくしおくようにしましょう。

(引用:GME医学検査研究所)

後は採取した検体を返送するだけで検査は行われ、使用したランセットやろ紙は医療廃棄物として処分されるので安心です。

上記の採取動画は郵送検査のうちの一社、GME医学検査研究所のものです。

検査の方法については各検査会社により採取キット採取検体が異なる為、若干の違いがあります。したがって検査を受けられる際は、実際にご自身が利用される検査会社の案内・説明に従い、詳細をよく確認してから採取を行ってください。

上記の様な採取方法はあくまでGME医学検査研究所のものになります。

他の項目もあわせて検査

HIVはB型肝炎、梅毒、クラジミアといった他の性感染症と重複感染している可能性が高いと言われていますので、できればこれらの項目も併せて検査しておくと安心でしょう。

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