性病検査キットの選び方

検査キットの選び方

はじめて性病の検査をお考えの方にとっては、性病にはどういう種類があるのか?

また検査キットはどんなものを選べばよいのか?など不明な点が色々おありかと思います。

そんな方に向け、ここでは性病の種類や特徴、感染者数のデータなどを見ながら、初めてで分からなくても“これを選んでおけば安心”という検査キットをご紹介していきたいと思います。

性病の種類

まず性病にはどういった種類のものがあるのかを見ていきたいと思います。

代表的なものとして挙げられるのが…

  • クラミジア
  • 淋菌
  • HIV
  • 梅毒

などになります。

これらは性病のことをよく知らない方であっても、一度は耳にしたことのある病名ではないでしょか?

さらには、B型肝炎、C型肝炎、トリコモナス、カンジダ、性器ヘルペス、尖圭コンジローマなどが挙げられ、性病には色々な種類があるというのが分かります。

それぞれに感染の仕方や現れる症状には特徴があり、検査法もそれに応じた様々なものがあるのですが、上記の中で性器ヘルペス、尖圭コンジローマの2種については郵送検査では対応されていません

したがって、郵送検査で扱われているのは…

  • クラミジア
  • 淋菌
  • HIV
  • 梅毒
  • トリコモナス
  • カンジダ
  • B型肝炎
  • C型肝炎

これらの検査がメインになるとお考え下さい。

とは言え、性器ヘルペス、尖圭コンジローマも感染者数の多い病気ですので、ここはご自身で体調の変化には十分気を付けて対処するように心掛けましょう。

例えば性器ヘルペスであれば痒み、痛みを伴う水疱潰瘍かいよう性器や肛門、口の周辺に現れます。

尖圭コンジローマであれば乳頭状、鶏のトサカ、カリフラワーの形に似たイボが、こちらも主に性器や肛門周辺に現れ、口に感染した場合は唇や口内にも発症します。

これらの症状がすでに現れていて性病の可能性が高いという自覚がおありの場合は、郵送検査を利用するより病院で検査をしてもらった方がよいでしょう。

郵送検査はあくまで『今は特に症状はないけど、気になるから念のため検査しておきたい…』といった場合に有効な検査手段となります。

感染者数のデータ

それでは次に各性病の感染者数のデータを見ていきます。

こちらは2019年(令和元年)度における厚労省にあげられた男女別の感染者報告数です。

これは一部の医療機関から挙げられた患者の報告数ですので、他の医療機関の患者や、自覚症状がなく検査も受けていない人などを入れると、実際の感染者はもっとたくさんいると言われています。

このデータを元に各性病の特徴を順に見ていきましょう。

クラミジア

グラフを見て頂ければ分かるように、男女とも圧倒的に多いのがこのクラミジアです。

1回の行為で感染する確率は30~50%と非常に高く、今や性病の代名詞といっても過言ではないほど、感染者数の多い病気です。

ですから、まずこの検査は必ずやっておいた方がよいでしょう。

また、クラミジアは粘膜を介して感染する病原菌ですので、性器だけではなく“のど”にも感染する可能性があります。

近年はオーラル(口腔性交)での行為も一般的になりつつあるのに伴い、のどクラミジアの感染者数も増加の傾向にありますので、身に覚えのある方はのどの検査も併せて行うのがよいでしょう。

淋菌

クラミジアに比べるとやや感染者数は減るものの、こちらも1回の行為で感染する確率は30%前後とそれなりに高いです。

またクラミジアと同時感染しているケースも多いので、両方併せて検査しておくのが無難です。

淋菌もクラミジアと同じく粘膜の接触を介しておこる病気ですので、性器だけではなくのどにも感染します

オーラルでの行為があった方はのどの方もチェックしておきましょう。

HIV

上のグラフには入っていませんが、これも検査しておきたい項目です。

HIVは初期の段階では風邪に似たような症状を発しますが、それがすぐに治まるので気づかない場合が多いです。

しかしその後、気づかないまま長い潜伏期間を経て“いきなりエイズ”を発症してしまうというケースが現在も後を絶ちません。

エイズは今でこそ死に至る病というイメージはなくなりましたが、しかし現代の医療をもってしてもまだまだ完治するのは難しい病気です。

発見が遅れると治療にも困難をきたしますので、できれば早期発見できるよう心掛けておきたいところです。

クラミジアや淋菌に比べると感染者数も少なく、確率的にも感染の可能性はかなり低めなのですが、やはりかかると怖い病気なので検査を受けておいた方がよいでしょう。

梅毒

梅毒も昔は不治の病として大変恐れられていた病気ですが、今は抗生物質の服用で完治することが可能です。

一時は減少傾向にあったものの、近年はまた若年層を中心に増加しているようです。

梅毒も初期の症状が軽いので気づかない場合が多いですが、放置しておくと生活が困難になるほどの重傷をきたしますので、早めに検査しておくのが得策です。

また、梅毒に感染しているとHIVの感染リスクも高くなるので、これらは合わせて検査しておいた方がよいでしょう。(逆の場合も然り、HIVに感染していると梅毒の感染リスクが高まります)

トリコモナス・カンジダ

トリコモナスとはトリコモナス原虫という微細な虫(肉眼では見えません)が性器内に入り込んで炎症を起こす病気で、実は世界的にクラミジア、淋菌に匹敵するほど感染者数の多い病気です。

悪化すると男性では尿道炎・前立腺炎を起こし、女性は子宮内膜炎・卵管炎が起こり最悪は不妊の原因になる場合もありますので、注意しておいた方がよいでしょう。

カンジダは主に女性に多い症状で男性が発症するケースは極めて少ないとされています。

常在菌といって健康な人でも常に保有している菌の一種で、女性の場合ストレスやホルモンバランスの乱れによってこの菌が過剰に増殖し炎症を起こします。

それにより性器周辺に異常な痒みをきたしたり、おりものが白く濁ったりする症状が現れるのが特徴。

男性の場合は亀頭周辺が赤くただれたり、痒みを伴ったりします。

カンジダは性交渉で感染することもありますが、自己発症するケースがほとんどで、他とは少し違ったタイプの性病と言えるでしょう。

B型肝炎・C型肝炎

どちらも血液、体液を介して感染する肝臓の病気です。

B型肝炎はHBV(B型肝炎ウイルス)に感染することで発症し、急性肝炎(一過性のもの)と、慢性肝炎(持続的な感染)とに分けられます。

急性肝炎は成人になって初めて発症するケースで、大半は一過性のものですが、まれに劇症肝炎を発祥し肝不全に陥るようなケースもあります。

慢性肝炎はHBVに持続的に感染している人が発症した場合の状態をいいます。慢性肝炎を放置していると肝硬変→肝がんへ移行する場合があるので注意が必要です。

C型肝炎はHCV(C型肝炎ウイルス)感染することで発症します。感染していても症状が乏しいので気づかない場合が多く、そのまま慢性肝炎となるケースが多いとされています。

これも放置しておくと肝硬変→肝がんへ移行するので、できるだけ早期発見・治療を心掛けたいところです。

肝炎といえば昔は輸血や汚染された針での注射事故、母子感染が多かったですが、現在は対策が講じられ、ほぼこういったケースでの感染はなくなっているようです。

現在の主な感染経路は性交渉とされていますが、実はC型肝炎の方はそれほど感染力が強いわけではなく、性交渉で感染するケースはかなり少ないです。

それに対し、B型肝炎はHIVよりも感染力の強いウィルスと言われていますので、こちらの方は注意しておいた方がよいでしょう。

選んでおけば安心の検査キット

ここまで色々な性病の特徴を大まかに述べてきましたが、あえて優先的に検査しておきたい順番をあげるとすれば…

1.クラミジア
2.淋菌
3.HIV
4.梅毒
5.トリコモナスB型肝炎
6.カンジダC型肝炎

このような並びになるかと思います。

性病は確率的な要因もあって、例えば同じ病気でも100回の行為をして1度もかからない人もいれば、たった1回の行為でかかってしまう人もいるので、順番を付けるというのは少し違うかもしれませんが、とりあえず感染率が高く感染者数の多いもの、感染すると重篤な症状を引き起こす可能性のあるものを優先的に検査しておけば安心ではないかと思われます。

これらを踏まえて、初めてで何を選べばよいか分からないという方に、適切な検査セットを↓以下にピックアップしましたので、検査キット選びの参考にお役立ていただければと思います。

検査対象

血液・性器

STD研究所(男性用)
項目検査 10,120円
血液 HIV 梅毒 B型肝炎
性器 クラミジア 淋菌
予防会(男性用)
項目検査 11,000円
血液 HIV 梅毒 B型肝炎
性器 クラミジア 淋菌
GME医学検査研究所(男性用)
項目検査 SP:10,780円
LP:9,300円
血液 HIV 梅毒
性器 クラミジア 淋菌 トリコモナス カンジダ
ふじメディカル(男性用)
項目検査 9,500円
血液 HIV 梅毒
性器 クラミジア 淋菌 トリコモナス カンジダ
さくら検査研究所(男性用)
項目検査 10,380円
血液 HIV 梅毒
性器 クラミジア 淋菌 トリコモナス カンジダ
検査対象

血液・性器

STD研究所(女性用)
項目検査 10,120円
血液 HIV 梅毒 B型肝炎
性器 クラミジア 淋菌
予防会(女性用)
項目検査 10,380円
血液 HIV 梅毒
性器 クラミジア 淋菌 カンジダ
GME医学検査研究所(女性用)
項目検査 SP:10,780円
LP:9,300円
血液 HIV 梅毒
性器 クラミジア 淋菌 トリコモナス カンジダ
ふじメディカル(女性用)
項目検査 9,500円
血液 HIV 梅毒
性器 クラミジア 淋菌 トリコモナス カンジダ
さくら検査研究所(女性用)
項目検査 10,380円
血液 HIV 梅毒
性器 クラミジア 淋菌 トリコモナス カンジダ
予防会(女性用)
項目検査 12,050円
血液 HIV 梅毒 B型肝炎
性器 クラミジア 淋菌 カンジダ

オーラル(口腔性交)での行為があった方向け
のど検査をプラスしたセットです。

検査対象

血液・性器・のど

STD研究所(男性用)
項目+のど検査 16,225円
血液 HIV 梅毒 B型肝炎
性器 クラミジア 淋菌
のど のどクラミジア のど淋菌
予防会(男性用)
項目+のど検査 16,250円
血液 HIV 梅毒 B型肝炎
性器 クラミジア 淋菌
のど のどクラミジア のど淋菌
予防会(男性用)
項目+のど検査 18,320円
血液 HIV 梅毒
性器 クラミジア 淋菌 トリコモナス
のど のどクラミジア のど淋菌
GME医学検査研究所(男性用)
項目+のど検査 SP:15,200円
LP:13,620円
血液 HIV 梅毒
性器 クラミジア 淋菌 トリコモナス カンジダ
のど のどクラミジア のど淋菌
ふじメディカル(男性用)
項目+のど検査 13,500円
血液 HIV 梅毒
性器 クラミジア 淋菌 トリコモナス カンジダ
のど のどクラミジア のど淋菌
検査対象

血液・性器・のど

STD研究所(女性用)
項目+のど検査 16,225円
血液 HIV 梅毒 B型肝炎
性器 クラミジア 淋菌
のど のどクラミジア のど淋菌
予防会(女性用)
項目+のど検査 15,630円
血液 HIV 梅毒
性器 クラミジア 淋菌 カンジダ
のど のどクラミジア のど淋菌
GME医学検査研究所(女性用)
項目+のど検査 SP:15,200円
LP:13,620円
血液 HIV 梅毒
性器 クラミジア 淋菌 トリコモナス カンジダ
のど のどクラミジア のど淋菌
ふじメディカル(女性用)
項目+のど検査 13,500円
血液 HIV 梅毒
性器 クラミジア 淋菌 トリコモナス カンジダ
のど のどクラミジア のど淋菌
予防会(女性用)
項目+のど検査 17,300円
血液 HIV 梅毒 B型肝炎
性器 クラミジア 淋菌 カンジダ
のど のどクラミジア のど淋菌
予防会(女性用)
項目+のど検査 19,370円
血液 HIV 梅毒
性器 クラミジア 淋菌 トリコモナス カンジダ
のど のどクラミジア のど淋菌

注意点(性病検査のタイミング)

補足として…

上記で検査セットをご紹介しましたが、各性病には検査を受けるのに適切な時期(タイミング)がありますので、ご注意ください。

大体は感染の機会から1~2日後には検査が可能ですが、HIV、梅毒、肝炎などの血液検査においては、感染の機会から3ヶ月経過後がよいとされています。

すでに3ヶ月を経過しているという方であれば問題はないかと思われますが、まだ3ヶ月を満たしていないという方は検査時期を少し検討された方がよろしいでしょう。

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